東京〜金沢で学割を使うと

往復割引や団体割引と並び、JRの正規の割引である学割。
当然、利用できるのは学生のみで、簡単にいえば、中学生から大学生・大学院生までが対象。

 

片道の距離が101キロ以上の東京〜金沢でもこの学割を利用することができます。

 

東京〜金沢間の指定席片道普通料金は、乗車券7,480円・特急券6,900円の合計14,380円。
この内、学割で割引になるのは乗車券で、2割引になり5,980円。
特急券と合計すると12,880円で、通常より片道1,500円、往復3,000円安くなります
はくたか自由席は、通常料金13,850円が学割で12,350円

 

 

学割より新幹線パックが安い!

東京〜金沢で学割を使って安くなるのは、往復で1人3,000円。
しかし、新幹線宿泊パックを利用すると、1人約なります!

 

では、この学割を利用して北陸新幹線に乗るには、どのような手続きが必要なのでしょうか?

 

北陸新幹線に学割で乗るには?

新幹線・JRで学割を利用する時に、まず必要なのが「学割証」。
学割の利用には、この学割証が必要で、学生証を提示するだけでは料金は割引にはなりません

 

学割証を発行するのは所属する学校で、各学校の窓口へ行き、学割証の発行を依頼します。
この学割証を発行してもらったら、新幹線のチケットが購入できる駅の窓口へ行き、必要事項を記入し学割での切符を購入します。
これで乗車券が2割引になりますが、列車に乗る際には学生証を持っていなければなりません。

 

このようにして学割で新幹線に乗ることができますが、学割には使用目的が決まっており、原則としては、その目的に該当しない限り利用することはできません。

 

東京〜金沢間での学割使用上の注意

東京〜金沢間の新幹線で学割を利用する時、いくつか注意しておきたいことがあります。
学割での切符購入前に、ご確認ください。

学割は乗車する駅から

学割で切符を購入する時は、新幹線の駅ではなく、乗車する駅から購入した方がお得です。
例えば、新幹線の利用区間が東京〜金沢間であっても、最初に乗車する駅が千葉・横浜などの場合、乗車駅からの運賃に対して割引が効きます。料金の差額はわずかかもしれませんが、基本的にはその方がお得です。

途中下車時の注意

学割で新幹線に乗ると、その切符で途中下車することもできます。
(東京〜金沢間なら、長野・富山など途中の駅)
ただし、乗車券は有効ですが、指定席の切符はその先には使えなくなってしまいますので、特急券は途中下車する区間ごとに購入しなければなりません。

他の格安なチケットとは併用できない

東京〜金沢の新幹線では、えきねっとやモバイルSuica特急券などを利用しても安くなりますが、これらと学割は同時に利用することはできませんので、どちらかを選択しなければなりません。
また、片道601キロ以上の区間なら往復割引の併用も可能ですが、東京〜金沢では距離が足りないため往復割引の利用はできません。
ただし、e5489で「eきっぷ」を購入する場合、学割の乗車券と同時に利用することができます。
この時、片道の料金は普通車指定席・自由席とも12,230円です。

学割は最安値ではない

東京〜金沢間では、学割は最安値ではありません。
途中下車する時などは便利ですが、料金は基本的に、えきねっと・モバイルSuica特急券・新幹線宿泊パックの方が安いです。
宿泊する新幹線旅行に行く時には、新幹線宿泊パックが安いので、必ずチェックしてみましょう。