東京〜金沢を北陸新幹線のグランクラスで

新幹線の座席といえば、自由席・指定席・グリーン車の3種類が一般的でした。
ところが、「はやぶさ」をはじめとするE5系の東北・北海道新幹線と、E7系北陸新幹線には「グランクラス」という座席があります。

 

1列車あたりのシート数は、グリーン車は約60席に対してグランクラスは18席のみ。
北陸新幹線のグランクラスは12号車の1車両のみです。
このグランクラスこそ、飛行機でいうファーストクラスに該当し、アテンダントによる軽食サービスやフリードリンクのサービスを受けることができます。

 

東京〜金沢間のグランクラス料金は安くなる?

気になる料金は、東京〜金沢間では片道27,480円。
普通車指定席14,380円より13,100円高く、グリーン車の料金19,100円より8,380円高いです。

 

では、この北陸新幹線のグランクラスの料金は安くなるのか?
「モバイルSuica特急券」「えきねっと」「e5489」「新幹線宿泊パック」を調べてみましたのでご紹介します。

 

モバイルSuica特急券

JR東日本のチケットレス座席予約サービス「モバイルSuica特急券」。
モバイルSuica特急券の「モバトク」で購入すると、片道料金は27,250円と230円安くなります。
指定席には「モバトク」より安い「スーパーモバトク」の設定がありますが、グリーン車とグランクラスに設定はなく、モバイルSuica特急券でグランクラスの料金が安くなるのは230円のみです。
なお、モバイルSuicaを新たに利用するには、年会費1,050円が必要です(ビューカード除く)。

 

えきねっと

割引切符予約サービス「えきねっと」には、通常きっぷより安い「トクだ値」「お先にトクだ値」というチケットがあります。
この内、北陸新幹線で利用できるのは「トクだ値」ですが、グリーン車・グランクラスには設定はありませんので、「えきねっと」経由では東京〜金沢のグランクラスに安く乗ることはできません。

 

e5489

金沢発〜東京行きで利用できる、JR西日本のサービス「e5489」。
北陸新幹線で使えるのは「eきっぷ」「WEB早時1」「e早特1」で、その内グランクラスの料金設定があるのは「eきっぷ」のみです。
この「eきっぷ」では、グランクラスの特急券が20,000円から19,880円と120円安くなります。
なお、「eきっぷ」はJ-WESTカード会員限定のきっぷです。

 

新幹線宿泊パック

新幹線宿泊パックでは、普通車指定席・グリーン車の設定はありますが、グランクラスについては設定がなく、どの旅行会社経由でも予約することができません。

 

 

北陸新幹線で東京〜金沢の新幹線料金(指定席)が安くなるのは、基本的にはこの4パターンですが、この内グランクラスの料金が安くなるのはモバイルSuica特急券とe5489のみでした。
現在のところ、グランクラスの料金はこれ以外では安くなりません。